塾の種類と特性を知る
学習塾には、集団指導塾・個別指導塾・自立型指導塾の大きく分けて3つの種類があります。
集団指導塾は、学校のような授業スタイルといったらわかりやすいと思います。
先生一人が10人から30人くらいを1教室で板書(黒板)を使って授業をします。
個別指導塾は、先生一人に生徒一人、先生一人に生徒二人、を指導します。
個別指導塾の中には巡回型といって、先生一人が生徒の周りを回っていて、授業はしないでわからないところを教えるだけというものもあります。1対4から8くらいになります。
自立指導型は、先生一人に生徒5人~20人くらいで、それぞれが自分のペースで勉強するというスタイルです。
先生の仕事は、
① 一人一人の進捗管理を徹底的に行う。
② モチベーションを上げる。
③ わからないところを教える
ということになります。
自分の適性を見極める
自分がどの塾に合っているのかを見極めることが大切です。
集団指導塾は、基本的に競争をします。どんどん先に進むのでわからないところは自分で学習していくき、一人ひとりの進捗のカリュキュラムは作成しません。一人でどんどん勉強を進めていける学力の高い人向けになります。
個別指導は、自分のペースに合わせてくれます。一人ひとりのわからないところや進み方をみてくれます。1対1、1対2の個別指導がよいのか、巡回型の個別指導がよいのかを自分の適性で見極めてください。
自立型指導は、自分のペースで進んでいきます。進捗管理は先生がやってくれるので、効率もよく勉強ができる生徒に向いています。また、成績が中位くらいで意欲のある生徒が成績を上げていく例も多く報告されています。
成績アップなのかトップ校合格なのか
塾の目的で選ぶことも必要です。
難関校・トップ校に合格したい場合は、学校の勉強は自分でやってそれ以上の応用力を付ける必要があります。塾では学校の勉強をやらず、難関校・トップ校合格のための勉強をする塾を選びます。その塾の中にでコースが分かれていることがあり、そちらを選んで勉強することになりますが、選抜試験も実施されます。
集団塾・個別塾・自立学習塾でも対応しているところがあります。
成績アップは、難関校・トップ校を目指すのではなく、目の前に定期試験で成績を上げることが目的となります。ホームページに成績アップ・成績が上がると書いてある場合は、それらを中心に指導している塾なのでそちらを選びます。
その塾の特性を知る
集団指導塾は、学校のような授業です。そして、進み方が早く学年トップ、上位者に向いています。
個別指導は指導形態、目的が多岐にわたっていて、自分に合った塾を選ぶことができます。
① 自分のペースでトップ校、上位校を目指す人
② しっかり理解して成績を上げたい人
③ 集団が苦手人
自立型指導塾は、自分で考えていきます。考える力を養うので高校受験に限らず、大学受験、社会人になっても役立ちます。
説明を受けて体験授業をする
方向性が決まったら、電話やホームページから資料請求を行ってください。そして、体験の日程を決めておきます。
責任者と話す
体験当日は、しっかりと責任者と話してください。その時のポイントは
① 自分の話をしっかり聞いて答えてくれる。
② 信頼できるかどうか判断する。
③ 地域の受験の知識を持ち合わせている。
ということが大切だと思います。
最終的に、この先生なら自分の子どもを任せてもいいという気持ちがあれば良いと思います。
入会する
入会については、きちんと説明を受けて説明を受けたものを一つ一つ確認をしてください。